茨城県産さつまいも・農産物・中嶋農法
有限会社 星野商店



平成23年3月24日
お客様各位
有限会社星野商店
代表取締役 星野 勝

東京電力福島第一・第二原子力発電所事故による影響について

謹啓 早春の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は、格別のご高配を賜り改めて深謝申し上げます。

 さて、このたび発生致しました東北地方太平洋沖地震の影響によりお客様には商品到着等の点で多大なるご迷惑をお掛けしました事をお詫び申し上げますとともに、併せて同震災により発生しました東京電力福島第一・第二原子力発電所事故により大きなご不安を与える結果となりましたことをお詫び申し上げます。
 つきましては、弊社現況のご報告ならびに、取り扱いさつまいもの安全性につきましてご報告申し上げます。


●弊社現況について
 
今回の震災により一部倒壊等の被害を受けました弊社貯蔵施設・洗浄施設等の修復も大部分終了した次第でございます。しかしながら、震災の影響により一部地域によりましては、依然、運送機関の路線便に延着・欠便が生じている現状ではございますが、商品をお送りさせていただく体制は整えております。


●弊社取り扱いさつまいもについて
 
現在、お客様にお送りさせていただいておりますさつまいもは、 平成22年9月1日〜11月18日にかけて収穫・集荷したさつまいもであり、収穫後、貯蔵処理を施したさつまいもは屋内の専用貯蔵施設内において、屋外に出すことなく厳重に保管・管理したさつまいもとなっております。従いまして、今回の原子力発電所事故以前に栽培・収穫・保管されたさつまいもとなっております。


●弊社取り扱いさつまいもの放射線レベルについて
 
各報道機関で報道されています通り、現在、規制の対象となっている野菜はホウレンソウやパセリの一般的には葉物といわれるものであります。一方で、さつまいもは土ものではありますが弊社におきましては、お客様のご不安な点を多少でも解消させていただくため、また「安心・安全なさつまいも」をお送りさせていただくために、3月23日、茨城県つくば市にある専門機関「株式会社つくば分析センター」のご協力を得まして、現在お客様にお送りさせていただいております弊社取り扱いさつまいもの放射線量の測定を行いました。
 検体として使用しましたさつまいもは昨年秋に収穫したもので、その後、弊社専用貯蔵庫内において保管したさつまいもです。


《放射線量測定結果》
4回測定の平均値:0.17マイクロシーベルト/時


4回の測定の結果ともに室内の平均放射線量の0.2マイクロシーベルト/時を下回る数値となり、異常値は見受けられませんでした。
»『測定結果報告書』をご参照ください。



●弊社周辺地域の放射線レベルについて
 
弊社の各施設所在地であります茨城県土浦市から東京電力福島第一・第二原子力発電所までの距離は、直線距離で約165kmとなります。これは東京都中央区日本橋から静岡県藤枝市までと同じ距離になります。
 また、独立行政法人産業技術総合研究所つくばセンターの発表によりますと、弊社各施設(貯蔵・洗浄・選別・出荷)周辺の土浦・つくば地域の放射線量は、3月23日現在0.2マイクロシーベルト/時となっております。
 文部科学省発表の「原子力2002」の資料を参考にしますと、人間が年間に自然界から受ける放射線量は2,400マイクロシーベルトとなっており、この数値を1時間当たりの数値に換算しますと0.27マイクロシーベルト/時となります。
 現在のところ、この数値と比較して弊社周辺の放射線量、さつまいもの検体測定数値ともに平均を下回る結果となっており、同研究所の発表でも現在の数値は健康に影響を与えるレベルではないとのことです。

通常時の放射線量:0.27マイクロシーベルト/時
 ↑↓
弊社周辺の放射線量:0.2マイクロシーベルト/時
さつまいもの放射線量:0.17マイクロシーベルト/時

謹白  





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